熱意や想いの語り方
- 河尻光晴
- 2016年6月24日
- 読了時間: 3分
現在、セミナーコンテスト名古屋大会(セミコン)の 運営責任者してイベントのプロデュースに携わっています。
自らの体験をもとにオリジナルセミナーを作り、 1人10分で発表、順位を競うイベントです。
当日までに出場者の方は何度も練習をして本番に臨みます。 当然そこでは何度も何度もシナリオを描きなおしたり
途中で「本当に伝えたいコ事は別の所にある」と気づかれ、 テーマそのものをガラッと帰られる方もいらっしゃいます。
本番までの約6週間、僕は出場者さんたちが
とことんご自分と向き合い 自分の価値を見つける機会に寄り添わせてもらっています。
セミコンでは上手な話し方が求められているのではなく
自らの体験を元にしたストーリーとメッセージが
聴く人の心を動かします。
出場者さんの多くも、やはり
自分が何かを伝えたい!という強い想いを持って
参加されます。
そして“空回り”をされます。 一生懸命話してるんだけど伝わらない。
聞き手が置いてきぼりをくらってる。
想いが先走り過ぎてドン引きされる。
熱く語る人の話を聞いていて
こんなシーンに出くわしたことないですか?
熱意や想いはエネルギーが高いのでパワーがあります。
魅せ方を間違えると“重く”なります。 「想いを伝えましょう!」だけでは誤爆します。
想いを伝えるのは大切です。 ですが、相手に届けるためには
伝える順番があるのです。
もちろん、いきなり熱く語りだして
聴衆に伝わって喝采を浴びる人もいますね。
何が違うんでしょう、
違いはとってもシンプルで
聴く人たちが、あなたを受け入れられているかどうか
に尽きるのです。
既に受け入れられていれば
熱いメッセージは入ってきます。
あなたが超有名人だったり、 あたが一瞬で魅了できる強烈なキャラクター持ち主だったり 目の前の人は既にあなたのの事をしっているのであれば
すでに受け入れられてますね。
でも、
初対面の聴き手の前で
有名でもキャラ立ちもしていないあなたが
受け入れられていなければ 熱いメッセージは「うざいメッセージ」になってシャットアウトされます。
では、聴き手に受け入れてもらうために
まずやるべき事は あなたが聴き手に「メリット」を与える
事です。 あなたのやっている事・できる事は必ず
相手のメリットに繋がります。
これがノウハウですね。
伝えるノウハウが簡単で効果が高ければ高いほど
聴く人は納得をしてあなたにメリットを感じてくれます。
セミコンではこのノウハウの「再現性」にもこだわります。
自己紹介で自分がそのノウハウを提供するにふさわしい
人物であることを経歴や実績を中心にお伝えし、ノウハウを提供する。
さらに、実際にそのノウハウで他人を
どのように変化させることが出来たかなんて事例があると完璧です。
そうするとあなたの話に正統性が生まれ
聴く人はどんどん受け入れてくれます。
熱意や想いを語るのはココからです!
一気にあなたの想いが言葉の一つ一つとなって 相手に届きはじめ、
セミナー自体も深みのある内容に仕上がっていきます。 セミナー作りも人を輝かせるひとつの描く手段だと思います。
話す・見せる・動くといった総合芸術といってもいいセミナーでは 話し方のテクニックでだけではなく 相手が受け入れてくれる場をいかに作っていくかが 成功のポイントになりますね。
